歯石はどのくらいの頻度でキレイにするのがいい?

皆さま、こんにちは。スギヤマ歯科医院、歯科衛生士の大岩です。

毎日、歯磨きをしていてもどうしてもついてしまう歯石。歯並びによってはどんなに丁寧にやってもしっかり磨けない場所があるため、知らないうちに汚れが溜まり、歯石になります。口の中のトラブルを少なくするためにも、歯石を取ることは大切です。
磨くと毎日出血していたところが、歯石をとった翌日には血が出なくなった、ということもよくあります。

また、歯と歯の間が黒くなってきたので虫歯かと思って来院したら実は歯石だった、ということもありますよ。

では歯石はどのくらいの頻度でキレイにするのがいいのでしょうか

歯石は3ヶ月に1回の頻度で取ろう

歯石を取る頻度は3ヶ月に1回が医学的にいって理想です。短い・・・と感じるかもしれませんが、3ヶ月に1回定期的にきれいにすることで、歯石がついていない状態を保ちやすくなります。

さらに、歯周ポケット内にいるグラム陰性菌群と呼ばれる歯周病原菌は、歯石を除去して12週~16週でまたポケットの中に戻って細菌の巣を作ってしまいます(バイオフィルムといいます)。

そのため、3ヶ月に1回の頻度で歯石を除去することがお口の健康意識の目安として重要です。

ぜひ、健康な歯を保つために知っておいてくださいね。

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歯石は歯の周囲に溜まったプラークが硬くなったもの

歯石は、歯の周囲に溜まったプラーク(歯垢)が硬くなったものです。一般的には歯石の付きやすい場所は、下の前歯の裏側や上の奥歯の外側ですが、歯並びが悪い場合などは、歯ブラシが届きにくい場所もどうしてもつきやすいので注意が必要です。ご自分で出来るセルフケアでは、歯ブラシだけではなく歯間ブラシデンタルフロスなどの補助用具を一緒に使うことで、汚れが落ちやすくなります。

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しかし、毎日の歯磨きだけでは歯石を完全に予防することは難しいため、定期的に歯科検診に行き、見えない部分や自分ではブラッシングが無理な場所をきれいにしてもらうことが大切です。

歯石は歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石

歯石には歯肉縁上歯石歯肉縁下歯石の2種類があります。

歯肉縁上歯石

歯肉縁下歯石

●      一般的な歯石

●      白く歯茎の上に見えている

●      クリーニングですぐに取れる

●      歯周病への病原性が低い

●      歯周ポケットにできる黒色の歯石

●      血液由来のため鉄分を含んでいてとても硬い

●      簡単には取れない

●      歯周病への病原性が高い

どちらも歯石ですが、タイプがまったく異なります。また、目で見ただけでは歯ぐきの中(=歯周ポケットの中)にまで歯石が付いているかどうかは分からないため、定期検診を受けることが大切です。

歯石を放置するリスク

歯石を放置すると以下のようなさまざまなリスクがあります。

  • 虫歯・歯周病になりやすくなる
  • 口臭が発生しやすくなる
  • 歯磨きの効果が薄れる

元々、歯の表面は一見ツルツルしているように見えて実は細かいレベルの凹凸があってザラザラしていて、汚れが溜まりやすい状態です。汚れが溜まると虫歯や歯周病菌が繁殖。さらに、口臭の原因にもなります。
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自分の将来の人生へのリスクを減らすためにも、地道なことですが歯石をとってゆくのが望まれます。

まとめ

歯石取りは3ヶ月に1回の頻度で行うことが理想です。

スギヤマ歯科では歯科衛生士による専門的な歯石取りを行っています。多くの方が3か月後の予約を取ってゆかれていますよ。

気になる方はぜひ一度ご相談ください。二人三脚で、いつまでも清潔で健康的な口腔内を維持して将来のリスクを減らしてゆきましょう!

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