大和市鶴間の歯医者、スギヤマ歯科医院のブログページです。
皆さま、こんにちは。歯科衛生士の大岩です。12月に入り1年の終わりが見えてきました。
仕事、家のこと、通院など、細かな用事は今から早めに取り組んでおきたいですね。
ところでみなさま、歯のクリーニングを最後に受けたのはいつか覚えていますか?
ここ数年はマスクに隠れていますが、油断してはいけません。
年末年始には人に会ったり写真撮影の機会も増えますから、きれいな口元でいたいですよね。
歯のクリーニングで着色や歯石を取ると、見た目の印象はかなり明るくなります。
そして何より、歯のクリーニングはお口の健康維持にとても効果的です。
しかし患者さまからは、
「クリーニングだけしたいのに、検査も受ける意味が分からない」
「費用がいくらなのかわからなくて不安」
「通院に都合がつかない」
…などとお声をいただくことがあります。
そんな疑問にお答えして、今回は保険診療でのクリーニングに検査が必要な理由と、当院でのクリーニングの費用についてお伝えします。
保険診療では、歯のクリーニング前に検査が必要です
現在の日本の医療保険は基本的に、病気になったり、身体の機能が悪い部分に対して、必要最低限の治療を保証する制度です。
ですから保険診療の場合は、施術を行う前に検査をして病名を確定し、その治療が本当に必要なのかどうかを判断しなくてはなりません。
もしもその病気にとって必要のない治療が患者様の都合のままに保険で受けられるようになると、保険医療の財源破綻を招いてしまいますよね。
歯のクリーニング前に行う検査は、医療保険制度を維持するために大切なことなのです。
歯のクリーニング前の検査
歯のクリーニング前の検査は歯や歯茎、骨の健康状態を調べるものです。
歯磨きの癖や、虫歯になりやすい場所もわかりますので、1回受けて終わりではなく、定期的に受診することに大きな意味があります。
歯周病の検査
歯茎の状態や出血の有無、歯と歯茎の間のみぞの深さ(歯周ポケット)や歯のぐらつき(動揺度)から、歯周病の進行度を調べます。
レントゲン検査
歯を支えている骨の状態を調べます。
歯周病は歯を支えている骨を溶かす病気ですので、現在の骨の状態を見て歯周病の進行度を判断します。
歯のクリーニングと通院回数について、ご相談に応じます
歯のクリーニングは、1回で終わることもあれば、数回の通院が必要な場合もあります。それは保険診療での歯のクリーニングは、回数や間隔など、決められたルールの中で行うからです。
歯の汚れが軽ければ1回で終わることもありますが、出血や汚れが強い場合には2,3回に分けて治療することもあります。
当院では患者さまとご相談して柔軟に対応する方針ですので、ご予約の際にお気兼ねなくお話しください。
歯のクリーニングの治療費の目安
当院の歯のクリーニングの料金は、保険診療ですと、初診料、検査料にクリーニングの費用を含め3割負担でおおよそ3000円~4000円くらいです。
歯の健康は、その後の身体の健康にも必ず影響しますから、歯のクリーニングと検査は将来に向けて効果の高い投資とも言えます。積極的に受けましょう。
まとめ
保険診療の歯のクリーニングは治療目的の施術となりますので、事前検査が必要になります。検査はお口の健康状態や歯磨きのくせ等を知るきっかけになりますので、定期的に受けることをおすすめします。
費用は初診でおよそ3000円~4000円。通院回数はお口の状態によって異なります。当院は患者さまのご都合に合わせて柔軟に対応する方針ですので、お気軽にご相談ください。