皆さま、こんにちは。大和市鶴間の歯医者、スギヤマ歯科医院院長の杉山順一です。
さて皆さま、そういえば久しく歯医者に受診していないなあ、という方はおられませんか?
「歯医者は小学校のときが最後だ。何も困っていないから受診する必要性を感じない。」
という方、確かにご不便がないことは何よりですね。
「数年前まで歯医者に通っていたが、引っ越しをしたためついついそのまま治療中断したままになってしまった。今の土地でよい歯医者を見つけて予約するのが面倒で受診していない。」
という方もよくおられますね。
とりあえず今痛みなどがなくてもそのままにしておいてこれからのご自身にとってメリットは全くありませんよ。
今回は歯医者が久しぶり過ぎて受診しづらい方へ、受診しないことのデメリットをお話します。
治療の中断で起こるトラブル
例えば、以下のような状態で中断していませんか?
- 型取りまでしたのに歯をはめるための続きの受診をしないままになっている
- まだ仮歯の状態だがとりあえず不便がないのでそのままにしている
- 歯の神経を取ったが痛みが引いたのでそのまま治療を中断している
- 薬で虫歯を埋めただけの状態で放置している
- 応急処置だけしてもらったが、仕事の休みが合わずそのままで終わってしまっている
これらはすべて中断していいと言える状態ではありませんが、不都合が無ければ中断する方もいらっしゃるのが現状です。
こうした場合、中断することで以下のような状態になる危険があります。
- 仮詰めの隙間から細菌が侵入して感染し状態が悪化する
- さらに歯の状態が悪化していることに気づかずに、結局また痛くなった時には抜歯せざるを得ないことになる
- 治療の続きをしようとしてもすでに無理な状態になっていたり、再治療可能であっても余計に時間と費用がかかることになってしまう
- 無理に治療を再開しても、結局歯としてきちんと機能を果たせない結果になってしまう
治療の中断はデメリットしかありません。久しぶりで連絡しづらくてもなんとかぜひ治療を再開してくださいね。
定期検診をしないと早期発見できない
皆さまがもしも今治療を中断しているという状態ではないとしても、受診してお口の中の状態をチェックすることは大切です。かかりつけの歯医者がある方などは、定期検診の案内が来たことはありませんか?
定期検診にはしっかりと意味があります。定期検診を受けたことがある方ならご存じだと思いますが、定期検診では医師の問診・虫歯のチェック・歯周病検査などを行います。
定期検診で皆さまご自身が気づいていない虫歯などを早期発見して、少しでも軽い状態で異常を発見して早期に治療を開始することが目的です。
定期検診は自覚症状や不便さが無い状態で行いますが、早期発見・早期治療に繋げるために大切な検診です。
歯医者に久しぶりに受診する旨を予約のときに伝えていただけると助かります。
また、中断している場合も、その旨事前にお伝えいただければもう一度状態をチェックして、必要な治療を行います。
まとめ
さまざまな理由で、歯医者に受診することが久しぶりという方は決して珍しくありません。それはそれで仕方のないことと私たちも思います。
しかし特に、治療途中の状態であればそのままにしておいてメリットは何もありません。もし可能であれば一日でも早く受診して、治療を再開してください。
それは誰のためでもなく皆様ご自身のこれからの人生の幸せのためなのです。スギヤマ歯科は皆様に寄り添い、丁寧な治療を大切にしています。どうぞお気軽にご連絡くださいね。