これっておかしい?詰め物・被せ物をした後の違和感

皆さま、こんにちは。大和市鶴間にあるスギヤマ歯科医院院長の杉山順一です。

さて皆さま、治療して新しく詰め物や被せ物をした後に、こんな症状がでたことはありませんか?

「なんだか窮屈な感じがする」
「噛むと少し飛び出している気がする」
「治療後なのに水がしみる」

大和市鶴間の歯医者スギヤマ歯科医院 詰め物・被せ物をした後の違和感

こういうときに、そのままにしておいてよいのか迷いますよね。

今回は詰め物や被せ物などの歯科治療後の違和感や、その原因についてお伝えします。

詰め物や被せ物をした後に出るかもしれない症状とその原因

やや狭い感じがする

新しく詰め物・被せ物をする場合には、隣の歯との間を少しきつめに作ることが多いです。

隣の歯との間をゆるく仕上げてしまうと、食べ物を噛んだ瞬間に歯がほんの少し動いて食べた物が挟まってしまう、ということが起こります。

この食べ物が挟まることが繰り返されると虫歯や歯ぐきの炎症の原因になってしまうのです。

そのため、最初は少し窮屈に感じる場合がありますが、通常は1~2日日で歯がちょうどよい場所におさまり、気にならなくなることが多いです。
大和市鶴間の歯医者スギヤマ歯科医院 詰め物・被せ物をした後の違和感1

噛み合わせが高い気がする

大和市鶴間の歯医者スギヤマ歯科医院 詰め物・被せ物をした後の違和感2

歯の詰め物や被せ物は、全体的なバランスを見て噛み合わせを調整していくのですが、適正な噛み合わせにすると、治療物をはめた直後はやや高めに感じてしまうことがあります

この場合も、1~2日日で歯がちょうどよい場所におさまり、気にならなくなることが多いです。

また、仮歯は歯科用プラスチックなどの柔らかめの素材を使いますが、本物の被せ物は、セラミックや金属など硬い素材を使うことが多いです。

そのため仮歯をはめて治療した場合は仮歯より本歯のほうが当たりが強く感じられるので、噛み合わせが高いように感じることがあります。多くの場合、1~2週間ほどでだんだんと馴染んでいきます。

冷たいものがしみる

大和市鶴間の歯医者スギヤマ歯科医院 詰め物・被せ物をした後の違和感3

神経がある歯を治療した場合に比較的よく起こる症状です。

歯を削って詰めたり被せたりした後は、歯を削ったことによって神経が一時的に過敏な状態になるので、温度刺激に対して敏感になります

特に熱刺激が伝わりやすい金属(銀歯)で治療した場合は、温度刺激を銀歯を通して感じることが多いです。

過敏状態が軽度ならば、1週間程度で症状が落ち着く場合がほとんどです。

まとめ

以上、治療直後の3つの違和感について書いてきました。

1と2については、治療物の状態に問題が無くても、その方にとってどうしても違和感が続くようなら、後日口の中で微調整することもあります。

3については、治療で歯を削ると多かれ少なかれしみる症状は出るのが普通です。

ですから、この神経の過敏状態がどう落ち着いてゆくかを私たちは経過観察してゆきます

時には治療してから数か月~数年たって神経が死んでしまうこともありますので、違和感がある時にはどうぞお気兼ねなくご相談くださいね。

最後に一言、やはり歯は削らないのが一番ですよね。

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