歯の数と認知症

皆さま、こんにちは。大和市鶴間スギヤマ歯科医院、院長の杉山順一です。

歯の健康が体の健康と深く関わっていることは近年よく言われています。

8020(はちまるにいまる)運動という言葉もだいぶ馴染みのあるものになってきたようで、皆さまからも[私は20本歯がありますか?][私は今、何本歯が残っているのですか?]といった質問をよく受けます。

統計的なデータでは、自分の歯が19本以下の人の認知機能低下と認知症発症のリスクは、20本以上の人よりも20%ほど高くなることが示されています。
これはやはり歯を失うと物を噛む回数が減ることで、大脳の認知機能に関わる領域への刺激が少なくなることが考えられています。

また歯の本数が少なくなると食べる物が柔らかい物のみ(パンや麺類など)に偏ってしまい、野菜などビタミン類の栄養素が不足するため認知症のリスクが高くなることも明らかになっています。

さらに、いったん認知症になってしまうと日常生活がままならまくなることで、余計に口の中の状態も悪くなって、それがまた歯を失ってゆくことにつながってしまうという悪循環に陥ってゆきます。

介護が必要な状態になる1番の原因は認知症です。
20本の歯を残すには2030代からの戦略的な準備が望まれますね。