小児義歯とは?歯の生え変わりの仕組みと本数について

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今回は小児義歯と永久歯の先天的欠損について、歯の生え変わりの仕組みとともにお話します。

さて皆さま、「小児義歯」と聞いて、子供なのに「入れ歯」が必要なの?と思うかもしれませんよね。皆さまはおそらく、「入れ歯」というと、成人後の大人が使うものだと思っておられることでしょう。

入れ歯は専門用語で「義歯」といいます。そしてお子さんが使う入れ歯を「小児義歯」と呼んでいます。

小児義歯とは?

小児義歯とは、お子さんが先天的な理由で永久歯の数がもともと少なかったり、ケガなどによって早いうちから歯を失ってしまった時に使う義歯のことです。

部分入れ歯を作ることで、永久歯が生えてくるのに必要となるスペースを確保しながら、食べることや話すことをサポートする意味があります。

ただし、小児義歯を保険で作るのには条件があり、その条件に当てはまらない場合は保険適用の対象外となり自費治療になります。

 

また、費用とは別の問題もあります。

入れ歯を作るには歯の型をとる必要がありますよね。そもそもあまり低年齢だと歯科治療そのものがまだ出来ないということも十分あり得ます。

小児義歯を作るのに歯を削る必要はありませんが、型を取る作業ができるか?という問題があります。私たちの感覚的には、3歳くらいになれば型取りができそうかなと思います。

あとは、作った義歯を本人がはめて使ってくれるか?というハードルがありますね。

乳歯の本数と、生えそろいの時期

赤ちゃんの口から少しのぞいた白い歯。本当にかわいらしいですよね。

乳歯生後6か月頃に下の前歯から生え始め、3歳頃までに奥歯も生えそろいます

乳歯は上の歯が10本、下の歯が10本、合わせて20本あります。

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ちなみに6歳以降に乳歯の後ろに生えてくる奥歯は永久歯で、生涯生え変わることはありません。

奥歯は歯磨きが難しく、虫歯にもなりやすいです。この先の人生でずっとお世話になる歯なので大切です。

歯が生え変わる仕組み

歯の生え変わりは、乳歯の下の歯ぐきの中で永久歯が作られることで始まります。

歯ぐきの中で作られた永久歯の頭が乳歯の根の先に触れると、その刺激で乳歯の根が溶けて短くなります

これがきっかけで、歯の生え変わりが始まります。

よく、乳歯が抜けた部分の歯ぐきに、永久歯の頭が白く見えていることもありますよね。

目に見えない歯ぐきの中で、乳歯と永久歯がバトンタッチをしているのです。

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永久歯が先天的に少ないお子さんが増えています

このような経緯で歯の生え変わりが起きるのですが、乳歯がいつまでたってもぐらぐらせずに、しっかりしている場合は要注意す。

永久歯が横向きで歯ぐきの中に埋まっていたり、もともと歯ぐきの中に永久歯が作られなかったことも考えられます。

 

日本小児歯科学会が2007年から2008 年にかけて行った全国調査では、「歯科を受診した7歳以上の子どものうち、10人に1人は先天的に永久歯が無かったという報告があります。

数値的には中学校の1クラスに3,4人くらいの割合でいることになりますから、そこまで珍しくはないですね。

私たちも学校歯科検診や歯科医院内でもしばしば永久歯の数が足りないケースに遭遇します。

個人差はありますが永久歯への生え変わりはおおむね14歳頃までに終わります。

歯並びや虫歯に影響しますので、目安としては、14歳頃までに28本の永久歯が全て生えそろわなければ、一度ご相談ください。

 まとめ

入れ歯というと大人のイメージがありますが、お子さん向けの「小児義歯」という入れ歯があります。

先天的に永久歯が無かったり、重度の虫歯やケガなどで早いうちから乳歯を失ったりした場合に利用します。

生え変わりに異変を感じた時には積極的に歯科受診をしましょう。

14歳までに永久歯(親知らずを除く)が生え変わらなければ、一度ご相談くださいね。

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