大人のむし歯問題!40代以降の原因と対策とは?

皆さま、こんにちは、大和市鶴間にあるスギヤマ歯科医院、院長の杉山順一です。

むし歯というと子供がかかりやすいイメージがあるかもしれませんが、実は大人も注意が必要です。ある程度年齢が進むと、子供とは違った原因でむし歯ができるリスクがあります。

今回は、40代以降から増え始める「大人むし歯」の原因と対処法についてです。

「大人むし歯」の特徴

大人のむし歯は子供のむし歯と違って、むし歯のできる場所に特徴があります。それは歯と歯ぐきの境目です。

歯周病や加齢によって歯ぐきが下がってしまうと、もともとは歯ぐきで覆われていた歯の根っこが口の中に露出した状態になります。歯の根っこは「セメント質」という柔らかい組織なので、歯の頭の部分の固い「エナメル質」に比べてむし歯になりやすいのです。

また、むし歯でなくても歯ぎしりや食いしばりが続くとこのセメント質の部分だけが少しずつ壊れてゆき、根元だけがすり減ったようにくぼんでしまいます。

そしてもうひとつの特徴は、こうした根元のむし歯やすり減りはあまり痛みが出ないで進行するということです。

根元に穴があっても、歯の頭の部分は穴が開いていないので上から見ても気づかないし、普通に物を噛むことができます。しかし根元だけにできた穴やすり減りがだんだん進行して大きくなると、ある時突然根元がポキッと折れて歯の頭ごと取れてしまいます。歯の頭ごと突然無くなってしまうので急に噛めなくなります。

「大人むし歯」の原因と対処法について

「大人むし歯」の原因と対処法についてまとめます。

唾液の減少

加齢により唾液の分泌量は減少します。唾液はエナメル質の修復に重要で、減少すると虫歯ができるリスクが高まります。また、唾液の減少によって口の中に歯垢(プラーク)がねばねばした状態で溜まってしまい、むし歯を作るリスクになります。

唾液を多く出すには唾液腺マッサージがおすすめです。またキシリトールガムを噛むのも効果的です。

歯ぐきの後退

加齢や歯周病によって歯ぐきが下がってきます。歯ぐきが下がると、歯の根の部分が出てきます。その部分はエナメル質で覆われていないセメント質という柔らかい無防備な部分なので、むし歯になりやすくなります。歯と歯の間の根元はとてもハミガキが難しい場所ですので、科のブラッシングアドバイスを受けましょう

神経が細くなる

加齢により歯の神経が細くなり、むし歯で穴が出来ても痛みを感じにくくなります。むし歯になってもなかなか自分では気が付かないので、むし歯が進行しやすくなります。穴が浅いうちに見つけるためには、定期的なむし歯のチェックが必要になります。

ストレスの増加による歯ぎしりや食いしばり


40代以降は特にストレスを感じる機会が増えてきます。ストレスによる無意識の歯ぎしりや食いしばりは、歯に悪影響を及ぼします。歯に亀裂が入ったり、詰め物に隙間を作ったり、歯ぐきを下げたり、歯をぐらつかせてしまったりします。ナイトガードを使用して食いしばりの力を分散させるなどの対策が効果的です。

まとめ

このように40代を過ぎた頃から増える「大人むし歯」は、若者がかかる通常のむし歯とは原因が異なります。加齢によってお口の環境が変化するのと、痛みの感覚が鈍くなることから、気付かないうちに進行して歯の神経を取る結果になってしまうこともよくあります。

むし歯はとにかく初期のうちに発見することがとても大切です。進んだむし歯は初期のむし歯に比べると治療回数も治療費用も倍以上かかってしまう上に、一度治療しても数年後に再びトラブルが起こるリスクがとても高くなります。

自覚症状が無くても定期的に歯科検診してゆくことで、口の中の変化に早く気付くことができます。歯ぐきが下がってきた、歯と歯の間に隙間が空いてきたと感じたら、特に注意をしましょう。

 

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