大和市鶴間の歯医者、スギヤマ歯科医院のブログページです。
歯がボロボロだから、歯医者に行くのが恥ずかしい?
初めて来院された方に「今回はどうされましたか?」と聞くと、
「もう虫歯だらけで、歯がボロボロ状態で、先生に見せるのがとても恥ずかしいんです。」
とおっしゃる方がしばしばおられます。
「こんな状態になるまで放っておいたことで先生に怒られるのではないか?」
「こんなひどい状態を治療しなくてはならないのは、先生もさぞうんざりすることだろう」
「治療しなくてはいけないのは充分わかっていても、それでも治療に踏み切れなかった私のこの気持ちなんて話しても、先生にとっては迷惑なだけで相手にしてくれないだろうな」
私の考えすぎでしたら謝ります。
でも、もしも少しでも思い当たることがありましたら、このブログをご覧いただけたら、お口の健康のために、一歩踏み出すことができるようになると思います。
お口の状態が悪くて、歯医者が不安な皆さまの気持ちに答えます
歯を見せるのが恥ずかしい
放置したままの虫歯などが多い歯を、他の人に見られるのは嫌なものですよね。ここ数年は、マスクで口元を見せる機会が無かったので、特に抵抗を感じることと思います。
私たちは毎日、虫歯で悩む皆様を診ています。お口の状態で悩んでいるのは虫歯の多い少ないにかかわらず皆同じです。あなただけではないことを、まず知ってほしいです。
そして、困ったときは恥ずかしがらずに専門家に相談しましょう。たとえば皮膚科では、たとえお腹にできものがあってもお医者さんに見せなきゃいけませんし、お尻の調子が悪ければ肛門科に行きますよね。
歯医者も同じです。恥ずかしいなどと思う必要は全くありません。私たちは、皆さまをサポートするために毎日頑張っています。心配せずに心置きなく全部相談してくださいね。
怒られるのが怖い
歯みがきを増やしなさいとか、甘い物を減らしなさいなど、歯医者さんに怒られるのではないかと心配になってしまいますよね。そのお気持ちはよくわかります。
お話を聞くと、実際にそういうことを先生から言われて治療が遠のいてしまったケースも確かにあるようです。
私たちは、皆さまが安心して通院できるよう、優しく丁寧な対応を心がけています。どんな状況であっても、皆さまを責めたり怒ったりすることはありません。もちろんお口の改善に必要なアドバイスであれば時には強い口調になってしまう場合もないとは言えませんが、怒っているわけではないので、どうか安心してくださいね。
治療が痛そうで怖い
歯がボロボロになっている場合、治療が痛いのではないか心配ですよね。
正直に申し上げると、虫歯が進んでしまうと、軽い虫歯の治療に比べるとある程度の治療時の痛みを伴うことは確かにあります。
しかし、できるだけ痛くない機材を使ったり、麻酔を併用したりしながら皆さん取り組まれています。治療前に相談も行っていますので、不安なことがあればいつでもお尋ねくださいね。気持ちが落ち着くだけでも痛みの感じ方が減るということもよくあります。
まとめ
お口の中にトラブルがある場合、見られるのが恥ずかしい思いや、怒られるのが嫌だと思うのは当然あると思います。私たちは、皆さまが安心して通院できるよう心がけています。どんな状況であっても、皆さまを責めたり怒ったりすることはありません。
歯科技術の向上により、数年前よりも確実に痛みが少なくなっています。
どうか、安心して受診してくださいね。治療できなくても、相談だけでも大丈夫です。すべては皆さまご自身の将来のお身体と心の健康のためです。どうぞ一歩踏み出してみてください。
「治療をためらっている間にいろいろな気持ちが起きてきて、それによってさらに治療へのハードルが高くなってしまったのかもしれないな。でも、今までのいきさつはどうであれ、今こうして目の前で治療椅子に座って下さったのだから、その気持ちを大事にして、今からできることを一緒に探して行ければよいな。」
いつも私はこう思っています。